ボランティアから職員に昇格
2013年 婚約破棄をした。
婚約破棄の理由は、僕の女性恐怖症が治らなかったからだ。
僕は、あるボランティア団体に問い合わせの電話を入れた。
トゥルルル、トゥルルル、ガチャ。
新居と申しますけれど、お忙しいところ申し訳ございません。
ボランティアがしたくてお電話させて頂いたのですけど「児童関係」のお仕事ありますか?
電話に出てくれた女性スタッフさんが、少々お待ちくださいと言い、保留中となった。
私、旧ホームヘルパー2級しか資格持っていないのですけど、子供、児童に携わる仕事がしたいです。
まずは、ボランティアで慣らしてから現場に入りたいのですよ。
すると、運よくすぐに、1件の「児童養護施設」を紹介してもらえた。
児童養護施設の住所と電話番号と施設長のお名前をお聞きした。
そして、すぐに、問い合わせの電話を入れた。
すると、来週一度面接にいらしてくださいと言われた。
そして、面接日、予定よりも早くに着いてしまい、
「児童養護施設」の近くで時間を潰していた。
少し、時間は早かったけど、児童養護施設の中に入ると児童と遊ぶ職員さんがいた。
今日、面接の新居と申しますけれど、待ち合わせ時間より10分位早いのですが、伺いました。
すると、外で児童と遊んでいた職員さんが施設の中へと案内してくれた。
こちらの待合室でお待ちくださいと言われ一つの部屋に通された。
そして、10分後位に施設長と女性スタッフが見えた。
先日お電話しました、新居です。
今日は、お忙しいところ申し訳ございませんと話すと、
お席にお座りになってくださいと言われた。
ありがとうございます。
職員さんよりも先に椅子に座るのは失礼だと思っていた。
施設長に、さっそくですがと前置きされて新居さんは、何故、こちらで勤務されたいのか、簡単で構いませんので、志望動機を教えてください。
っと言われ話す事になった。
実は、今回の児童養護施設とは直接あまり関係がない事かもしれませんが、私自身の幼少期は病弱で入退院の繰り返しでした。
小児科、内科と各科の病院関係者、医師や看護師さんに大変お世話になりました。
そして、私は、幼少期の時から厳しい家庭環境で育ちました。
もちろん、親は親なりに一生懸命、私を育ててくれましたが、私は、父親からよく手をあげられて父親に対する恐怖心が、今でも抜けません。
言葉でも、暴力でも、時として「武器に凶器」になります。
相手に対して、言葉を言う方は、その時ばっかりですが言われた方の気持ちとしては「心に傷」を負います。
暴力を奮う人は、その人の機嫌に寄って「暴力」を奮います。
もちろん、どちらも嫌ですけど、「暴言」と「暴力」と
考えた時に、私は「暴言」の方が、しんどかったです。
もし、御社で勤務可能となりましたら、私は子供に対して子供と一緒に、成長し子供達を支えたいです。
まずは、「お給与」は入りません。
この意味は、「サービス精神」「ハングリー精神」と
言えば、伝わりますか?
もちろん、無理は、言えませんけど、出来たら働きたいです。
宜しくお願い致します。
すると、施設長が分かりましたと言った。
女性職員さんからは、あなたが関わりを持つ子供に対して、最初から最後まで責任を持って仕事をされて下さい。
約束して下さいねって言われた。
はい、もちろんです。
って返事をした。
そして、採用になった。
初日の日は、時間にかなり余裕を持ち外出した。
児童養護施設に着いたが、時間が早すぎたから、缶コーヒーを買って煙草を吸って時間調整をした。
そして、出勤。
おはようございますの一声から1日のスタートを切った。
本日からお世話になることになりました、新居と申します。
皆様、宜しくお願い致します。
そして、頭を下げた。
施設長をはじめ、各スタッフさんからも、挨拶が返って来て少しほっとした。
施設長から、新居さんに担当になって頂く児童は3歳の
男の子ですと言われた。